メバル強化月間 第?弾。
中一日で再び鳴門海峡へ。
連休最終日ということで,港の釣り人もいつもの休日より少なめ。
本日は シラサでのメバル釣り初心者の方が数名おられるようで,
釣り開始前に 船頭さんより 大切なレクチャー。
現在 鳴門ではシラサを使ったエサ釣りで良型のメバルが揚がっているが
適当に買ってきた市販の仕掛けにエビ刺して釣ったらええんやろ…
この程度の認識しかない釣り人の結果(釣果)は悲惨なものとなる。
おろそかにできないポイントがいくつかあり,
それが一つでもきちんとできない方に鳴門のメバルはけっして応えてくれない。
逆に 大切なポイントさえ守れば,
初めての方にでも良型のメバルは振り向いてくれる。
一番大切なことは メバルと釣り人との接点となるエサ付け。
極小の針に 尾羽をきちんと取った小型のシラサを
切り口の中心を外さないように刺す。
ほぼ実物大 (針は海たなご4号)
いつもは深爪がちの私の爪も
メバルを狙う時期は右手の人差し指だけ少し爪を伸ばし 爪の先を薄く削って
シラサの第一関節をつぶさないように尾羽を切り取れるようにしている。
言うのは簡単だが,
毎回全ての流しで きちんと付け替えることは 簡単ではない。
出船から沖上がりまで,30〜40回流すとして
4本針仕掛けなら約150回
6本針仕掛けなら約200回
8本針仕掛けなら約300回
ハリスの交換や針の結び直しの作業も当然必要。
メバルを手にするためには 手抜きなし妥協なしの丁寧な仕事が要求される。
上手くエサが付いて メバルの群れに入っていくと
こんな感じで 良型 連発。
28cm 27cm 26cm 23cm 22cm
このサイズが5連だと 引きも最高。
いい群れに当たると強烈なアタリがある。
短竿を使っている私は メバルに引きずられそうになってしまう。
今日も 0.8号のエダスを何回も飛ばされてしまった。
食い気のあるメバルの群れは上の方にいる物ほど大型であることが多い。
右側が上針 左側が下針。
海水温が上昇してくると クラゲも大量に発生する。
メバルのエサが集まるところにクラゲも集まる。
透明で触手の短いミズクラゲは問題ないが
アカクラゲは触手が長く 仕掛けを落とすときには注意が必要。
触手が仕掛けに絡むと まずメバルは釣れない。
見えない深いところで仕掛けに絡むのは仕方ないが
仕掛けを落とすときに海面を見て回避できるものは回避しよう。
運悪く触手が仕掛けに絡んで揚がってきたら
手の甲や顔など皮膚の薄いところにふれないようにしないと
毒があるので赤くかぶれてしまう。
時折 スカ流れがあるものの,平均2連3連,
5連も5回ほどあった。
GWのUターンラッシュがひどくならないうちに と少し早上がり。
数は前回とほぼ同じであったが
大型にハリスを飛ばされること3回
抜き揚げ時にポチャンが5,6回
20cm後半の良型ばかり 多数バラしてしまった。
エサ釣りで これほどの数釣りができるのも
ここ十数年のうち 今年が一番。
メバルラッシュに湧く鳴門海峡。
メバル祭りの終焉は もう少し先のようである。
本日の釣果 メバル 〜28cm 89匹